MINIKURA担当役員・月森氏は語る “変革者に会いたい”

MINIKURAは2012年のサービス開始以来、多くの企業とイノベーションを画策し、結果的に2016年春現在12社との提携・出資に至った。ここでは、事業責任者・月森氏より今までの出会いを振り返り、未来のパートナーシップについて語る。

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MINIKURAは創業65年・寺田倉庫の変革の旗印

MINIKURAは創業65年・寺田倉庫の変革の旗印

「2010年 –MINIKURA誕生の約2年前-、旧態依然の倉庫会社を変えていくため、新しい倉庫ビジネスの開発のために水面下でプロジェクトを1人で始めました。

しかし、詳しい事情を知らない会社のみんなからは相手にされず、“キャリアを詰んでしまった” “今やっていることは本当に正しいのか”と自問自答してしまうようなどん底な気持ちを味わいました。

最終的には、MINIKURAを寺田倉庫変革の旗印にしたいという想いを持つトップの中野からも心強く応援していただき、サービス誕生までにたどり着くことができました。

このようにして、創業65年の歴史を持つ企業からイノベーションが生まれMINIKURAが誕生しました。そして、寺田倉庫の変革の旗印になることがMINIKURAの存在価値だと意識し続け、常に新しい取り組みを目指してきた4年間の歩みが重要だと思っています。」(月森氏 談)

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提携企業のリーダーの共通点は?

提携企業のリーダーの共通点は?

「各提携サービスの変革者の特徴は、次の3つです。1, これまでの強固な市場構造を変えようとすることに恐れを知らない人、2,敵を作ったとしても本質を突き詰めたいとするこだわりが強い人、3, とめどなく妄想をあふれ出し、止まる事を感じさせない人。

エアークローゼットの天沼氏には、市場構造を変えてやるというビジョンに共感しました。

また、SumallyPocketの山本氏には、モノと人との本質的な関わり方に強いこだわりがありその情熱に惹かれ、実現できるようにサポートしたいと思いました。

その他の10社に関しても、上記3つのどれかの要素は含まれていると思います。

イノベーションの種を持っているのは人です。スタートアップにせよ、老舗ブランドにせよ、変革者は存在します。私はその変革者に会って、ロジテックを活用することで、今まで世の中になかったサービスを登場させたいのです。」(月森氏 談)

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提携が頓挫する主な3つの理由

提携が頓挫する主な3つの理由

「今まで40,50社からお問い合わせをいただき、提携に向けて話を進めてきましたが、2016年春現在、12社との提携のみがサービスロウンチに至っています。逆に言えば、残り30社強は双方それぞれの理由によって頓挫しました。
頓挫してしまう主だった理由は、①コストの高さ、②非オンリーワン市場、③低い市場成長性の3つです。

①コストの高さ:ビジネスモデルを両者で詰めていく中で、既存サービスに物流コストを上乗せた時に、そもそも低単価商材だとお客様に割高感を感じさせてしまうと判断し、提携を断念することもありました。背景には、事業構造上、日本国内だと運送費を劇的に圧縮できないという側面があります。よって、モノをストックしながら付加価値を高めるサービスは相性は良いのですが、頻繁に流通させるフローで安価よりなサービスは多少不向きです。

②非オンリーワン市場:世の中にまだ存在しないサービスを創り出したいという想いが会社全体として強いため、オンリーワンを目指すことは所与のものとも言えるかもしれません。

③低い市場成長性:マクロ的な経済の動向を考えて、これからの生活の新しい常識になる市場かどうかも重要なチェックポイントです。ニッチな市場を重要視しながらも、とは言え市場の成長性があまりに小さいものは断念します。」(月森氏 談)

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妄想でも構わない。二番煎じではないアイデアを!

妄想でも構わない。
二番煎じではないアイデアを!

「全ては変革者のアイデアから始まります。そのアイデアは妄想でも構わないと思っています。アイデアを共有いただいた後、私たちMINIKURAチームは強みである保管のノウハウを生かして、物流オペレーションを検討し、今までに無かった配送や保管の在り方をユーザー目線でご提案します。

提携企業の強みがユニークであればあるほど、生まれるプロダクトの種は強烈なものになる可能性があります。一方、強みが不明確もしくは二番煎じであれば、私たちのオペレーション頼みのプロダクトになり、あまり有意義でない提携になります。また、プロダクトの種を創出する時点で、双方納得の上破断することもあります。

構想期間3か月、開発期間3か月、合計半年間で晴れてサービス公開となるのがMINIKURA提携サービスの流れです。」(月森氏 談)

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課題は 10→100にする力

課題は 10→100にする力

「65年培った保存・保管技術と、ここ数年で蓄積した『ロジテック』によって、新サービスを創出する[0→1]や、マーケティングを事業成長につなげる[1→10]は得意な領域です。

ただし、知名度が高まったサービスを広く大きく事業展開する[10→100]は現存のMINIKURAでは未開拓です。この[10→100]に該当する提携サービスは、設立1年半で会員数が8万人を超えたエアークローゼットがその1つです。

この[10→100]は、MINIKURA単体でなく、各方面のプロをパートナーとして招きいれながら私たちがマネジメントする仕組みを今後つくっていきたいと思っています。」(月森氏 談)

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