サマリー・山本代表が語る、寺田倉庫と描く世界観

変化の激しいITテクノロジーの先端領域に身を置くと、実社会に目を凝らしたとき、企業都合のサービスがはびこっていることによく気づく。だからこそ、感度の高いイノベーターの視点と行動には希望的な何かを感じるものだ。圧倒的な商品掲載数と優れたUXによって自然と物欲が刺激されるSNS『Sumally(サマリー)』を展開するサマリーと、MINIKURA APIを提供する寺田倉庫が共同サービスを開始したのは2015年秋。半年後には大手引越し企業との提携も結び、順調に成長路線に乗り始めている。今回は、株式会社サマリーの山本代表に、寺田倉庫との出会いから、今までの成果、そして、これから実現したい世界観についてお聞きした。

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ローンチ半年後に、サービス拡充・マーケティングチャネル拡大の提携を実現

ローンチ半年後に、サービス拡充・マーケティングチャネル拡大の提携を実現

「アプリローンチ後、お陰さまで右肩上がりにユーザーは増え、それに伴い、パートナー企業との提携も始まっています。例えば、ローンチ半年後に当たる2016年3月には、アート引越しセンター社と共に、新サービスを始めることができました。

これは荷造りの際に専用のステッカーを段ボールに貼って、アプリを通じて着払いで送るだけで、荷物が全て『Sumally Pocket(サマリーポケット)』アプリで管理できるというもの。“すぐ必要なモノだけを持っていく“という新しい引越しの形を、寺田倉庫のMINIKURA APIを活用することで実現するに至りました。

実は、アート引越しセンター社は、年間50〜60万件の引越しを、見積りだけだと100万件近く手がけているので、パートナー企業を通じて認知経路が格段に広がりつつあるという手応えがあります。現段階ではまだ言えませんが、実は他の業種との提携も準備中にあります。」(山本氏 談)

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サービス開始して見えてきたユーザーインサイト

サービス開始して見えてきたユーザーインサイト

「『Sumally Pocket』では、主に、洋服と本、雑貨の3タイプのモノをお預かりしています。が、実際にサービス開始してから“他のモノも預けられたら”という声を聞き、実は現在その準備をしています。具体的には、スーツケースやゴルフ、スキーやスノーボードの道具などですが、それに留まらずユーザーの声を聴きながら預けられるラインナップを増やしていきたいと思っています。

また、開始前から予想はしていましたが、日本では未だ箱でモノを預けるという文化が根付いていません。例えば、バナー広告を通じて、サービス訴求を図るだけでは、なかなか思うようにはいきません。やはり、シチュエーションを特定した上で解決策として訴求しないといけないと感じています。

まずできることとして、実際のSumally Pocketのユーザーに “私ならこれを預ける”とシチュエーションを紹介していただくメディアとして『Sumally Pocket Journal』を始めました。小説家の平野啓一郎さんやジャーナリストの佐々木俊尚さん、ホリエモンこと堀江貴文さんのような著名人も出てくださっています。」(山本氏 談)
※画像はSumally Pocket Journal内記事からの引用です

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当初のアイデアと議論後のアイデア

当初のアイデアと議論後のアイデア

「寺田倉庫のことは以前から存じ上げていました。ただ、提携の話が進んだのは、何かの機会で月森さんとお会いしてからです。当初は、寺田倉庫が預かっているアイテムをSumally上のHaveとして公開するといった連携を想定していました。しかし、議論を重ねるにつれて、両社の事業の強みに立脚したサービス開発に、話の力点は移っていきました。

具体的には、『Sumally Pocket』で預けたモノを、『Sumally』上の約200万アイテム・データおよび1億件のタブ・データでマッチングさせ、誰かの[Want]と誰かの[Have]をつなぎ、モノの売買ができるようにするというアイデアです。

また、寺田倉庫の強みであるオペレーション機能を、もっと多くの人や企業が使えるようにするため、ハードルを下げる役割として私たちSumallyができることもあると感じました。」(山本氏 談)

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寺田倉庫と提携した決め手

寺田倉庫と提携した決め手

「他の倉庫会社と提携しようという発想は全くなく、寺田倉庫のサービスを進化させていけたら面白いのではないかという話の延長に『Sumally Pocket』があります。

また、商品撮影や保管・保存などの全オペレーションを低コストでできるのは寺田倉庫しかないだろうと思います。だから、提携時は、"寺田倉庫"のMINIKURAチームと組むぐらい、寺田倉庫本体への信頼がありました。」(山本氏 談)

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『Sumally Pocket』のこれから

『Sumally Pocket』のこれから

「現在活況のCtoC市場ですが、流通アイテムは不用品が多いと思います。私たちが注目しているのは、思い入れがあって気に入っていたモノです。

『Sumally Pocket』はこれからモノを販売できるようにもしていきますが、そのお気に入りのアイテムを、気になっている人に届けられる、一番カンタンなツールになれればいいなと思います。

2016年は、機能の拡充と認知の拡大がテーマです。冒頭にお話ししたように、多様な企業とのコラボレーションによって、マーケティングチャネルを増やし、サービス・ラインナップを充実させたいです。箱で預けることへの態度変容を促すようなキャンペーンにも力を入れていきます。」(山本氏 談)

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さらに詳しく

【『Sumally Pocket』の開発を知りたい場合はこちら】

アプリ『SumallyPocket』完成までにプロジェクトリーダーたちが気をつけたこと

異分野同士のコラボレーションほど優れたプロダクトを生み出す。ただし、その途上で多くの議論が重ねられるのは開発の常だ。会員約60万人を誇る人気SNS『Sumally』を運営するオンラインサービスの雄・サマリーと、倉庫業65年の寺田倉庫が、スマートフォンアプリ『SumallyPocket』を共同開発した時、双方のプロジェクトリーダーたち(サマリー:日下部康介氏、MINIKURA:今成真之介氏)が何に悩み、どう解決してきたかを紐解く。 記事を見る
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【LogiTechのアイデアを膨らます上で参考にすべきはこちら】

MINIKURAの数字物語 サービスロウンチまでの5つのキーナンバー

1,400万アイテム、3か月+3か月、200API、∞ が持つ意味とは何でしょう。本稿では、MINIKURA APIを通じた新サービスの開始までに、経営者や開発エンジニアが気にするであろう多岐にわたることを5つの数字で説明する。その数字が物語るMINIKURAの実力や実績を知っていただきたい。 記事を見る
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『LogiTech開発区』は、寺田倉庫のMINIKURAグループが運営するコミュニティです。
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